7日でおぼえる Archicad

2024/8/2‎ 発売が決定しました!
出版社は建築知識のエクスナレッジさんです。
10月に着手してから9ケ月。皆様に多大なるご協力をいただきまして、無事発売となりました。

構成は私が得意とする「初心者向けトレーニング」で、基本設計(RCと木造)程度のスキルを7日で習得する内容です。

これからArchicad導入しようとしている企業様、狭い範囲(例えばパース用途のみ等)でしか利用できていない企業様、BIMの授業を導入したい学校法人様、就職前や転職時にBIMを独習しておきたい方等に活用していただきたい解説本です。

章ごとに途中データを細かく分けて用意していますので、手数が多いところをスキップしたり、欠席した学生が遅れずに授業に参加できるように配慮しています。是非よろしくお願いいたしします!

7日でおぼえる Archicad | 木島 裕太郎 |本 | 通販 | Amazon

 

アルゴリズミックデザイン

本年度後期より「アルゴリズミックデザイン」の授業を試験的に開始することになった。とはいえ、Rhino+Grasshopperの様々な事例を通して、なんちゃってアルゴリズミックデザインを体験するという程度のもの。

これまで4年生は卒業制作という大義名分でほとんどの時間を自由時間にしてきたが、熱心に質問してくる学生も少なく、ただ時間を過ごすだけでメリハリが無い。また、他学科との共同テーマを行う学生は、待ちの状態で時間が過ぎてしまい、手持ち無沙汰になってしまうという現象が生じていた。ということで、卒業制作にとらわれず、本授業での課題は必要であるという結論。

ただ、課題を与えるといっても、ARCHICADやLUMIONはほとんど使いこなせるレベルに達しているし、設計課題を要求するのはこの授業の特性が活かせない。色々悩んだ結果、より高いレベルを求める学生に強力なスキルを与え、ある意味やることが無い学生へのモチベーションも保てる新しいテーマが必要ということで行きついたのが本テーマである。

20数年前に海外のGDLの書籍を翻訳したことがきっかけで、GDLの魅力に憑りつかれた。それは形は違えども「アルゴリズミックデザイン」であった。まだまだ人真似でしかないが、授業の内容を考える時間、学生に教える時間は、楽しくて仕方ない。

LUMION

12月に入り4年生も卒業制作に集中する時期となってきた。
LUMIONは次年度の4年生に対して授業を考えていたのだが、生徒達のARCHICADレベルも向上してきているので、予定を変更して12月の授業でLUMIONをやることにした。

TWINMOTIONは操作性が良く、やりたいことが簡単にできるのだが、LUMIONのリアルスカイを使った空気感の美しさが個人的には好きだ。

とりあえず、ARCHICADで作成したファンズワース邸でムービーを作ってみた。綺麗だし、簡単だし、早い。生徒達がどんな成果物を作ってくるのか今から楽しみ。