製品がリリースされて以来見て見ぬふりをしてきたRhinoceros/Grasshopper。ふと思うことがあり専門書2冊を購入し体験版でチャレンジすることにした。
Rhinocerosは工業デザインのモデラーということで、ARCHICADでは簡単には出来ない曲線と曲線との間に面を作ったり、XY面以外の面での入力も簡単。座標やスナップがきっちりしているので思ったより好感触。高機能だけにコマンドの種類が膨大なのが難点か。
GrasshopperはRhinocerosのモデル入力を人の力ではなくロジックで行わせるアドオン。配置した後に寸法や分割数等も変えられるから慣れたらとても便利だ。ARCHICAD Live connectionはGrasshopper内にARCHICADのツールボックスが埋め込まれている感じ。Grasshopperで柱を配置すればARCHICADで柱が配置される。すごいのはRhinocerosで曲線を描き、Grasshopperでその曲線と高さ、分割数を設定して柱をその分割点に配置するとARCHICADではほぼ不可能な曲面に沿わせた柱が入力できてしまうのである。ただし、ARCHICADのコマンドが前提になるので、 Rhinoceros/Grasshopper単体で作成したモデルをライブラリにインポートする方法も併せて使った方が表現の幅は広がるであろう。