パラメトリックタワー

引き続きRhinoceros/Grasshopper。困難なデザインがいとも簡単に作れてしまう。アルゴリズムで点群を発生させたものをモデル化するので、変数を変えるだけでガラッとデザインを変わられてしまう。

ざっりとした流れを記す。専門的な表現は触ったことがある人じゃないとわからないので簡単なフローチャートで。

まずはポリラインの建物を作る
・ARCHICADでポリラインを作る
・GrasshopperでACのポリラインの属性を認識させ、Grasshopperの曲線につなぐ。以降は全てGrasshopper。
・階数を定義。
・高さを定義。

次にポリラインのねじれを作る。
・回転を定義
・重心を回転の中心に設定
・階毎に同一角度を加えながら回転させることを定義

次にフレームのための軌跡を作る。
・ポリラインの等分割を定義
・各ポリライン毎に点のインデックスを表示
・ポリゴン内のインデックスを各ポリゴンの同一点のインデックスに変更する。
・通過点から曲線を描く

Grasshopper内のARCHICADのコマンドを割り当てる
・スラブを回転させたポリライン形状に配置
・梁をフレームの軌跡に配置

Grasshopperで設定した階数、階高、回転角度(ねじれ)、フレーム分割数でデザインを変えることはもちろんだが、ARCHICADで作ったポリラインがデザインのスタートに設定されているので、ポリラインをARCHICADで変更すると、根本的なデザイン形状をいつでも変えることがいつでもできる。これは普通のモデリング作業じゃまず出来ない。

アルゴリズミックデザイン

製品がリリースされて以来見て見ぬふりをしてきたRhinoceros/Grasshopper。ふと思うことがあり専門書2冊を購入し体験版でチャレンジすることにした。
Rhinocerosは工業デザインのモデラーということで、ARCHICADでは簡単には出来ない曲線と曲線との間に面を作ったり、XY面以外の面での入力も簡単。座標やスナップがきっちりしているので思ったより好感触。高機能だけにコマンドの種類が膨大なのが難点か。
GrasshopperはRhinocerosのモデル入力を人の力ではなくロジックで行わせるアドオン。配置した後に寸法や分割数等も変えられるから慣れたらとても便利だ。ARCHICAD Live connectionはGrasshopper内にARCHICADのツールボックスが埋め込まれている感じ。Grasshopperで柱を配置すればARCHICADで柱が配置される。すごいのはRhinocerosで曲線を描き、Grasshopperでその曲線と高さ、分割数を設定して柱をその分割点に配置するとARCHICADではほぼ不可能な曲面に沿わせた柱が入力できてしまうのである。ただし、ARCHICADのコマンドが前提になるので、 Rhinoceros/Grasshopper単体で作成したモデルをライブラリにインポートする方法も併せて使った方が表現の幅は広がるであろう。

ARCHICAD22

今日はARCHICAD22ベータテストウェビナーでした。デザイン、情報管理、モデリングの効率化、パフォーマンス、生産性、アドオンがテーマ。インターナショナル版はリリースされているので海外のYOUTUBEを見れば動画で確認できます。私が見た感じでは、パラメトリック断面形状と複数の壁の開口部処理を行うドア/窓貫通アドオンツール、計算式を入れ込む数式エディタ―等が気に入りました。詳細モデル時の煩雑な処理、多くの断面形状を管理しなければならなかった点等が一気に解消できると思います。リリース日が待ち遠しい。